ネガティブSEO(NegativeSEO)と逆SEOについて
2019-12-7
ネガティブSEOとリバースSEOは目的達成へのアプローチが異なる
企業名やブランド名で検索した際に上位表示されているネガティブサイトの順位を下げる施策を一般的に「逆SEO」と言っていますが、通常の「逆SEO」の手法は、ネガティブサイトに対して、他のサイトをより上位表示させることで、ネガティブサイトの順位を押し下げます。「ReverseSEO」ともいいますが、企業名ワードであれば、当該企業にとって有益なサイトを複数立ち上げて、それらを上位表示させていきます。結果、ネガティブサイトの順位が下がるだけでなく、企業にとって有益なサイトがより検索ユーザーに見てもらうことができるわけですから、企業のPRにもつながります。評判管理という意味で一石二鳥の手法です。
しかし、通常の「逆SEO」は、特定のネガティブサイトに対して、複数のサイトを作成して上位表示させていく必要があるため、サイト構築や記事更新に一定の時間を要します。対策の難易度の高いネガティブサイトに対しては、それを上回る影響力のあるサイトをいくつも構築していく必要があるので、施策期間は中長期に及ぶことも珍しくありません。
通常の「逆SEO」とは異なるアプローチにより、ネガティブサイトの順位を下げる手法があります。この手法では、他のサイトを上位表示させるのではなく、ネガティブサイトそのものに影響を与えて、ネガティブサイトだけの順位をピンポイントで下げていくという手法です。この手法を、「ネガティブSEO(NegativeSEO)」といいます。特徴としては、短期間でかつ検索ユーザーに気付かれずにネガティブサイトだけを下げるという点があげられます。
ネガティブSEOは、一般的に検索エンジンのアルゴリズムを逆手に取った手法で、スパム的要素が強く、検索エンジンの考え方に反する手法で、リスクと隣り合わせだといっていいでしょう。最悪、なんらかのペナルティを受ける可能性もあるので安易に行うべきではないです。
やはり、王道とされる通常の逆SEO手法で、粘り強く施策を行い、結果として企業にとって評判向上につながる検索結果を実現させることがベストなやり方だと思います。